舞台は17世紀のフランス。田舎町ガスコーニュから、国王守護の銃士隊になることを夢見てパリへとやってきたダルタニャン(井上芳雄)は、3人の男と出会い決闘をすることになる。この3人こそ“銃士隊にこの人あり”と知られるアトス(橋本さとし)、アラミス(石井一孝)、ポルトス(岸祐二)で、剣の腕を認められたダルタニャンはこの“三銃士”と意気投合し、友情を誓う。
銃士隊はリシュリュー枢機卿(山口祐一郎)配下の親衛隊と悉く対立していた。枢機卿はあらゆる手段を使って王と王妃を操り、権威を得ようとしているのである。アンヌ王妃(シルビア・グラブ)とイギリス貴族のバッキンガム公爵(伊藤明賢)との秘密の恋を嗅ぎ付けた枢機卿は、国王ルイ13世(今拓哉)の面前でその秘密を暴こうと企む。王妃が国王から贈られた首飾りを公爵へ渡したことを知る枢機卿は、その首飾りを身に着け国王と共に舞踏会へ出席するよう、王妃に勧めたのだ。
公爵のいるロンドンにその首飾りはある。王妃の窮地を救うため、侍女のコンスタンス(和音美桜)から依頼を受けたダルタニャンと三銃士たちはロンドンへ旅立つ。枢機卿の手下であるロシュフォール(吉野圭吾)と謎の女・ミレディ(瀬奈じゅん)の黒い影が立ちはだかる中、首飾りは無事に王妃のもとに戻るのか?そして、4人の運命は・・・?
「三銃士」はフランスのアレクサンドル・デュマによる文学作品で、1844年に発表されて以来世界各国で読み継がれ、映画・テレビ・バレエ・人形劇など、様々な形で取り上げられてきた名作です。
ミュージカル『三銃士』は、2003年オランダのロッテルダムで製作・初演、その後ドイツやハンガリーでも翻訳上演され、大好評を博しました。銃士隊に入ることを夢見てまっしぐらに突き進んでいく主人公ダルタニャンの成長していく姿が、ドラマチックな音楽と共に綴られていきます。
時代の雰囲気を感じ取る豪華なセットや衣裳はもちろん、剣を使った躍動感あふれるアクションも大きなみどころ。フランス王室に迫りくる危機に恋や友情を織り交ぜ、謎を孕んだ物語がダイナミックに展開していきます。手に汗握る冒険活劇、理屈抜きに楽しめる一大エンターテインメント作品を、日本のミュージカル界を代表する豪華な顔ぶれでお届けいたします。