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いまさらながらわかった、林与一さんの魅力が。
今月は北島三郎さんの公演に、ゲストで林与一さんが参加されている。所作の一つ一つが、様式美とでも言うのだろうか、バシッと決まっていて見惚れてしまった。
林与一演じる水野様の思い入れたっぷりのセリフで終わる場面は、歌舞伎を見にきてたんだっけと錯覚するくらいよ。
実は、小学校の時のことだ。思い起こせば30年以上前の話だね。
仲良し3人組で、それぞれ好きなスターを告白し、お互いに応援をしよう、と約束した事がある。
「わたしは、ジュリー」
「よかった、わたしショーケンだからライバルじゃないね」
残る一人はこう答えた。
「わたしは、林与一」。
しつこいようだが小学生の会話である。
子供心に、なんと趣味が大人っぽいのだろう、と驚いたさ。
しかしそれ以来、トコの中では、ジュリー・ショーケン・林与一はアイドルとして同列となった。
掃除中にはホウキをマイクスタンドにして「君だけにー」とタイガースごっこをし、「春雨じゃ、濡れて行こう」と与一ごっこもしていたのだから。
その与一様にこんなところでお目にかかれるとは。与一ファンだった同窓生に教えねばと思ったさぁ。
休憩時間に「林与一さんがいけてたよねっ」と興奮して話していたら「実は林さん、ミッキーマウス好きなんですよ」とのお茶目情報を入手。「なぬっ、じゃぁ、楽屋ガウンもミッキー柄なの?」と畳み掛けたら「いいえ、ガウンは真っ赤です。還暦になられて身の回りは真っ赤になさってるんですよ。だから楽屋中真っ赤。でも携帯ストラップはミッキー」。
カ、カワイイ!!これも同窓生に教えねば。
そんな有力な助っ人を得て、北島親分はいつものようにいなせでござんしたよ。
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