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今月のトコの博多座探検

2013年05月

わんわん泣きに行こう「女たちの忠臣蔵」

今月は、忠臣蔵だけど、赤穂浪士を取り巻く女性たちにスポットを当てた作品よ。
作は橋田壽賀子先生。演出は石井ふく子さんという顔ぶれ。
そうですね、たららたたらららら~~、と渡鬼のテーマソングが浮かびます。
いや、渡る世間じゃなくて、討ち入りですけど、この鉄板コンビがどう見せてくれるのか。
期待が高まります。
しかも、出演女優陣の豪華なことと言ったら。
高島礼子、一路真輝、熊谷真実、中田喜子、藤田朋子に、高橋惠子さんなど、
主役級の人がずらり。
さらに、ナレーションが、森光子さん。すごいわねー。

で、見てきました。そして、いきなり反省してます。
トコは、ちょっと、心構えを失敗してしまいました。
明日はあそこの振込みしなきゃ、とか、帰ってから晩ご飯何作ろうかな、なんて雑用のことを色々考えてたので、前半は舞台に集中できず、泣きのシーンに完全に乗り遅れました。
周囲がハンカチを目に当てたり、鼻をすすっているのに、一緒にそれができなくてクヤシー!!

非日常の舞台を見ているのですから、大笑いするとか大泣きするとか、なにか、普通じゃないことができたほうが満足度が高いと思うのよ。
なので、みなさん!!
今月は博多座に行くときから「今日は泣きに行くわよ」と決意をして涙腺ゆるめ気味で出かけてくださいね。
マスカラもウォータープルーフでお願いします!!

橋田先生は、テレビドラマのシナリオとして「女たちの忠臣蔵」を書いたときに「ハンケチ10枚のメロドラマにします」
と冗談交じりでおっしゃったそうだが。ほんと、そんな作品です。
泣く気で行けば、バスタオルを絞るくらい涙が出そうであった。

最近、映画でもテレビでも、わんわん泣くことが少ないでしょ。
この舞台の初演は昭和55年とありましたが。このころは、映画もテレビドラマも泣けるものが多かったのよね。
久々に、昭和の直球泣き舞台で、ぜひぜひストレス解消してください。

しかも話は、忠臣蔵が柱なので、あらすじはわかるから安心だし。
そこに、大石と妻の、押さえなければならない感情とか。
浅野の殿様の未亡人の複雑な思い。磯貝は大工の娘との切ない恋、
そして、弟・瀬左衛門と目の見えぬ姉・つね・・・などがからみます。

つね役の一路さんは、ミュージカルの印象が強いですが。
見えない演技じゃなくて、本当に見えないかも、と思わせるくらい丁寧な役作りに感心しましたわ。
などなど、あまり書くとネタバレしそうなのでやめますが。

1人1人のエピソードがそれぞれ重いのよ。
さらに、女優さんそれぞれに見せ場があるので、その迫力と言ったら、怖いくらい。
わたしの時に、泣かせてみせるわっ、なんて戦いもあるかもね。

女たちの重い思いが積み重なって、最後はもう雪降りすぎて、見えないくらいなんですから。

しかし、こんなに最初から最後まで雪降ってる舞台も珍しいわ。
雪の準備大変だろうな、なんて気になったりして。
あ、そんなことは、全く気にせず、とにかく、泣く気分に集中して楽しんでくださいね。

そうそう、お弁当は「温座」が新登場。
陣太鼓を模したおにぎりとか入ってて、美味しかったで~す。

 

 

あの女優とコラボした和装のキティちゃん、
博多座のどこかにいますよ、探してね

Profile:
コラムニスト。朝日新聞等でコラムを連載中。福岡在住。
著書「わたし主義でいく!」(講談社)
コラムニスト トコ。
tokotoko@tokodesu.com
トコ公式HP、劇的にリニューアル!
http://www.tokodesu.com
トコの『ハイパーコメンテーター日記』
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