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今月のトコの博多座探検

2016年01月

歴史の始まりに立ち会えるわ!!

新春の博多座は、『放浪記』

主演の林芙美子役を、これからは仲間由紀恵さんが演じます。

 

そのプレッシャーたるや、大変なものと思われます。

発表された時も、大きなニュースになりました。

 

チラシにも、でかでかと。

 

演劇界の金字塔『放浪記』

仲間由紀恵へ―森光子から受け継がれる心

 

とあります。

 

そりゃあそうですよね。この演目は、森光子さんの代表作。

初演は1961年。現在の日比谷シアタークリエの場所にあった芸術座で始まる。

その後、2009年、帝国劇場で千秋楽を迎えるまで、2017回上演。

すべて森光子さんが一人で主演を務めた、という名作。

生涯をかけて大事にして育ててきた演目です。

この舞台を通して、森さんは国民栄誉賞まで受賞した大役です。

 

継承者が、仲間由紀恵さんであることが発表された時から、

いつ博多座に来るのー、と首を長くして待っていました。

そしてついに、この1月にお目見えです。

 

お客様のテンションからも、その高い期待度は感じられましたよ。

 

やはり気になるのは、名シーンのカフェでの踊りや、でんぐり返り。

上演後、森光子さんがなさっていた最後の長い長いお辞儀ですが。

仲間さんの林芙美子は、どうするのでしょうね!!!

 

わくわく。

 

感想を先にひとことで申し上げると、

「ものすごくよかった!!」

です。

 

林芙美子の半生記なので、

若いときのカフェーで踊る十代のころから、

晩年の、売れっ子有名女流文士として

寝る間もなく忙しく過ごす芙美子まで。

 

いきいきとと演じきってくれました。

 

また、仲間流でんぐり返りは、「おお、こうきたかっ」と驚きました。

やっぱ若いって素晴らしいわね。

ぜひご覧ください。

 

人生を通じて、たくさんの男性・女性との交流を通じて、

取り巻く人たちの中で、ぽつねんとたたずむ芙美子の切なさが

より感じられる作品になってました。

 

また、最初の下宿屋でも一緒の安岡さんを演じる村田雄浩さんの出演場面が、

胸を熱くします。

新メンバーは芸達者な方たちが多く、若村麻由美さんもずっと芙美子を見守っていく

一人として、最後のセリフがズーンときますね。

 

最後のあいさつは、仲間流で、立ってのお辞儀でしたので、

これもまたいい。

としみじみ思ったわ。

 

これからはじまる、仲間由紀恵さんの放浪記。

歴史の1ページ目に立ち会えたわ。

ずっとことあるごとに観劇して、トコのライフワークにしたいと思います。

 

上演後もみなさん、

「よかったねー。林芙美子って壮絶だったのね」

「わたしも、小説書いてみようかしらん」

「そうそうだれでも人生に一冊は書けるっていうもんね」

 

とすっかりみなさん、文士・林芙美子が乗り移ったようでした。

1601放浪記

             馬子にも衣裳・・・、かな?


『放浪記』ページ



Profile:
コラムニスト。朝日新聞等でコラムを連載中。福岡在住。
著書「わたし主義でいく!」(講談社)
コラムニスト トコ。
tokotoko@tokodesu.com
トコ公式HP、劇的にリニューアル!
http://www.tokodesu.com
トコの『ハイパーコメンテーター日記』
http://gogo105.seesaa.net/
日経PCオンライン『新米モバイラーの、明日はどっちだ?』
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20060517/238215/

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