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今月のトコの博多座探検

2016年02月

玉三郎様の美しさに、うっとり!!

さあ、今月は坂東玉三郎の特別舞踊公演です。

中村獅童と中村児太郎も出演とのことで、どんな舞台かしら。

そして、どんな美しい玉三郎様が拝見できるのかしら、

 

と、期待したお客様で大入り満員。

すでにお席はほとんど完売でございますのよ。

 

しかし、通常の歌舞伎公演と違い、これは舞踊公演。

ううむ、トコは踊りにはとんと縁がないので、心配になり解説を聞きながら

観劇しようと、イヤホンガイドを借りましたよ。

 

でもそんな心配は、杞憂でした。

すっかり引き込まれちゃったわよ。

 

まず「船弁慶」ですが。静御前と平知盛の霊の二役を、玉三郎が演じます。

まあ、美しい静御前が花道から登場したときには、

「ほーっ」と会場をため息が埋め尽くしたわ。

そして、後半は、亡霊よ。

打って変わって、おどろおどろしい知盛の形相といったら。

同じ玉三郎とは思えないわー。すごいすごい。

 

そして、獅童・児太郎の「正札附根元草摺」は、獅童さん得意の荒事の芸。

そしてイヤホンガイドによると、

「曽我五郎の足元をご覧ください」

・・・・え、なになに??獅童さんの足元ね。

「両方の親指が、ピンと立っておりますが、これは力強さの表現でございます」

・・・・わわわ、ほんとだ!!

 

今まで荒事の芸はたくさん見てきたが。気づきませんでした。

驚いたことに、ほとんどずっと、獅童さんが立っている時は、

足の両親指が、上に立ってるのよ。

 

ええ、あんな指の形、できる?(イラストを見てね)

どうがんばっても、トコは出来ませんし、多分、普通の人間は

あんな風に親指を固定できないわよ。

どんなおけいこを積んだのかしら。

 

歌舞伎、そして、舞踊とは、本当に奥が深いのねー。

 

さあ、最後は「二人藤娘」。

舞踊といえば、藤娘ですよね。

華やかで美しい演目ですが、今回は、藤娘が二人、という演出です。

ただでさえ華やかな藤娘がダブルでございます。

客席は、「うわぁーーーー」と悲鳴に近い歓声が。

トコも思わず、「キレイかねー」と声が出ちゃったわよ。

 

着物も、フジ色。

帯の藤の花の柄は「ふ」「じ」というひらがなを模していたりして、

茶目っ気があります。

 

娘心や妖艶な美しさ、ダイヤのような輝き、とパンフレットに書いてありましたが。

ほんとほんと、美しさに酔ってしまいましたよ。

 

先日。

徳永玲子ちゃんが、大きな長方形のケースを持っていました

「玲子ちゃん、なにそのケース?」

「あ、これ、私のお三味線なんです」

「どうするの?」

「兄弟子が、博多座の舞台に出演していて、」

「そうそう、長唄と三味線と、鼓や太鼓で20人近くの方がずっと舞台で

演奏していらしたわ」

「その中の一人ですが。この三味線を弾いてもらおうと思って、

今から届けるところなんです」

 

結構いい三味線で、時々ひかないといけないらしく、でもせっかくなら

舞台で使っていただこう、と、いうことらしいです。

あらま。玲子ちゃんの三味線も出演するのね。

 

そして、その兄弟子

舞台を邪魔しないように、普段通りにうつむき加減でひいていたら。

玉三郎さんは、こうおっしゃったって。

「シャンと前を向いて演奏しなさい」

と。

演奏者も出演者ってことですね。

たしかに、みなさん、しっかり前を見ていたな、なんてことも思いました。

玉三郎さんは、このように舞台の隅々にまで気を配っていらっしゃるから、

光輝く舞台になるのね、と思ったわ。

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             イヤホンガイドで豆知識を得たわ!


坂東玉三郎特別舞踊公演 ページ

Profile:
コラムニスト。朝日新聞等でコラムを連載中。福岡在住。
著書「わたし主義でいく!」(講談社)
コラムニスト トコ。
tokotoko@tokodesu.com
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