公演案内
lineup
2025年12月6日(土)10:00~インターネット発売開始
2026年2月22日(日)
博多座ガムラン祭り スアル・アグン「ジェゴグ」日本ツアー2026
新着・ニュース
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作品紹介
博多座・アジアの芸能文化紹介シリーズ第3弾!
神々の島・バリ 幻の音楽「ジェゴグ」最高峰楽団スアル・アグン10年ぶりの来日公演!
ユネスコ無形文化遺産「ガムラン」を堪能する一夜
第一部:ガムラン~宮廷の調べ~
<出演>ランバンサリ
<解説>森重行敏(ランサンバリ)
第二部:ジェゴグ~大地の響き~
<出演>スアル・アグン
<解説>皆川厚一
解説とみどころ
博多座・アジアの芸能文化紹介シリーズ 第3弾 開催決定!
日本とアジアの交流拠点である福岡の劇場・博多座から、アジア文化の発信を目的に2021年にスタートした「博多座・アジアの芸能文化紹介シリーズ」は、第1弾:『博多座神楽祭り』、第2弾:『モンゴルの風 2022「モンゴル国立馬頭琴交響楽団」』と続き、いよいよ第3弾が開催されます。 今回は、インドネシアの伝統音楽「ガムラン」がテーマ。その中でも、“竹のガムラン”と呼ばれる幻の音楽「ジェゴグ」の演奏をお届けします。

神々に捧げるインドネシアの「ガムラン」
ガムランは、インドネシアで生まれた伝統音楽で、青銅製の打楽器を中心に構成される合奏音楽です。 もともとは神々への祈りや祝祭のために演奏される、宗教的・儀式的な意味を持つ音楽と舞踊でした。 この音楽は、五線譜では表現しきれない独特のリズムや音階を持ち、口頭伝承によって受け継がれてきました。 その神秘的な響きと表現力は、地域の古典芸術の枠を超えて、世界中の音楽家に影響を与えています。 特に、1889年のパリ万国博覧会でガムランが紹介された際には、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーやモーリス・ラヴェルなどがその音楽に強いインスピレーションを受けたとされています。 以来、その音色は世界中から注目され続け、2021年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
“生きている音楽”-竹のガムラン「ジェゴグ」

ジェゴグは、インドネシア・バリ島西部のヌガラ地方で生まれた、竹製の打楽器による伝統音楽です。 ガムランの一種ですが、青銅ではなく巨大な竹を使って演奏されるため、「竹のガムラン」とも呼ばれます。 通常、演奏には大小14台の竹楽器が使われ、16ビートの躍動するリズムと直径30センチにもなる竹から生まれる迫力ある超重低音は、聴衆を虜にします。 なんと、使用する音階はたった4音。楽譜は使わず、演奏者同士の呼吸や即興(アドリブ)で音を合わせる、非常に高度な演奏スタイルが特徴です。 ジェゴグの楽器は、竹を切り出してから乾燥に半年、さらに半年かけて加工され、完成までに1年以上かかります。 しかし、どんなに手入れをしても5年ほどで音が劣化してしまうため、常に“生きている音楽”として、その日その日の竹の状態によって音色が変わります。 つまり、同じ音は二度と出せない、まさに唯一無二の音楽なのです。
最高峰楽団スアル・アグン10年ぶりの来日!

そのジェゴグの演奏を披露するのが、インドネシアの最高峰楽団として知られる「スアル・アグン」です。 新型コロナウイルスの影響で長らく来日が叶いませんでしたが、今回実に10年ぶりに来日!多くのファンの声に応え、福岡だけでなく愛知・東京でもツアーを実施いたします。 かつてオランダによる植民地支配や第二次世界大戦、独立戦争と続いた動乱の中で、一度は途絶えたジェゴグを復活させた彼らの音楽は、まさに“奇跡の響き”です。 さらに、ジェゴグの魅力のひとつである「ムバルン」も披露されます。これは2つのチームが演奏で競い合う形式で、その激しさから“音の格闘技”とも呼ばれます。 勝敗を決めるのは観客の皆さん。録音では再現できない、迫力の“音のバトル”をぜひ体感してください。今回の公演では、10年ぶりの来日にふさわしく、22台もの竹楽器演奏に4人の踊り手が華を添えます。
主催地である福岡公演は『博多座ガムラン祭り』と題し、日本のガムラングループ「ランバンサリ」も迎えての豪華二部構成。 美しい宮廷舞踊はもちろん、インドネシアと東京を拠点に世界的に活動する舞踊家 リアントが勇壮な男性舞踊も披露します。 さらにミュージカルなどでパーカッショニストとして活躍する長谷川友紀をスペシャルナビゲーターに迎えたスペシャルな公演となります。
そのほか、ツアー地の愛知公演では、地元名古屋を拠点に活動する日本のジェゴググループ「スカルサクラ」がゲスト出演。 最終地となる東京公演は、スアル・アグンの単独出演で「ジェゴグ」の魅力をたっぷりと濃密にご堪能いただきます。 インドネシアの伝統と日本の情熱が融合する、特別なひとときにご期待ください。
出演者・スタッフ
スアル・アグン

ジェゴグの指導者であった父の教えを受けイ・クトゥッ・スウェントラ(1948~2018)が創設したインドネシア最高峰のジェゴク楽団。ジェゴグはオランダの植民地統治時代に竹が武器になるという理由で楽器を没収され、第二次世界大戦、独立戦争と続く動乱の中で途絶えていたが、スウェントラが1970年代に復活させた。さらには国内外で公演を行う実力あるグループに育て上げた。その音色は世界に衝撃を与え、1998年フランス開催のサッカーワールドカップでは開会式のパレードに参加。日本をはじめ海外公演も数多く行い、様々な国のアーティストとのコラボレーションも実現させてきた。
ランバンサリ

中部ジャワの伝統的なスタイルのガムランを演奏するグループ。東京藝術大学における故小泉文夫教授のガムラン演奏サークルを母体として、1985年に演奏グループとして結成された。以来、自主公演や各種イベント、学校の芸術鑑賞教室等幅広い活動を続けている。これまで、インドネシアの著名な演奏家、舞踊家を招聘し共演するほか、インドネシアのフェスティバルにも参加。結成40周年を迎えた2025年にはインドネシアで影絵芝居ワヤン『竹取物語』の公演を行った。

スペシャルナビゲーター 長谷川友紀
東京藝術大学打楽器科首席卒業。同大学管弦楽研究部非常勤講師として、藝大フィルハーモニア管弦楽団に在籍。日本打楽器協会主催新人演奏会にて、最優秀特別賞を受賞。現在、東宝、ホリプロ、宝塚歌劇団、劇団四季など、多数のミュージカル公演に参加し、国内外の作曲家から指名を受けるほど、その演奏は高く評価されている。その他、映画やTVドラマ、CM、ゲーム音楽などのレコーディング、また小室哲哉、平原綾香などのアーティストのコンサート、数々のイベントなど、幅広い演奏活動を行っている。
スタッフ
主催・制作

後援
駐日インドネシア共和国大使館、福岡市、福岡市教育委員会、九州・インドネシア友好協会
協力
(公財)福岡市文化芸術振興財団、(一財)福岡ユネスコ協会、NPO法人日本ガムラン音楽振興会、名古屋音楽大学
上演時間
約3時間(休憩含む)
※時間は前後する場合がございます。何卒ご了承くださいませ。
チケット・スケジュール
スケジュール
2026年2月22日(日)
日付 | 開演時間 |
---|---|
22日(日) | 15:00 |
料金(税込)
A席 | 7,500円 |
B席 | 5,000円 |
C席 | 3,500円 |
先行発売 (博多座サポーターズ)
特別先行
12月2日(火)18:00~12月3日(水)10:00
※別途、特別販売手数料を頂戴します。詳しくはこちら
通常先行
12月3日(水)18:00~12月4日(木)10:00
※両先行発売のご利用は、事前に博多座サポーターズの登録(無料)が必要となります。登録はコチラ
※「特別先行」発売日の正午までにご登録をお願いいたします。
※「特別先行」発売日の16:00頃に、ご登録のお客様へ両先行に必要な共通のURL等を、LINEまたはメールにてお送りいたします。
一般発売
インターネット
12月6日(土)10:00~
PC・スマホから
お取り扱いプレイガイド
電話・窓口
2025年12月7日(日)10:00~
※一般発売開始日の翌日より残席がある場合に限りお取り扱いいたします。
※別枠席はご準備いたしておりませんのでご了承くださいませ。
博多座電話予約センター
TEL092-263-5555(10:00~17:00)
博多座チケット売場
劇場2階広場の正面にございます。
※電話番号はおかけ間違いのないようお願い申し上げます。
※小学生未満のお子様のご入場はお断りいたします。
※車イスでのご観劇の方はこちらをご参照ください。
※本公演チケットは「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」です。
主催者の同意のない有償譲渡は禁止されています。
※購入者の本人確認を行う場合がございますので、身分証明書を必ずご持参ください。
不正転売の疑いがある場合や、チケットのお忘れ、紛失などの場合は、本人確認や購入経路をお伺いする場合がございます。
不正に転売されたチケットや、正規販売店以外で購入されましたチケット、また購入確認ができなかった場合は、当日入場をお断りする場合がございますので、ご了承ください。
※出演者並びにスケジュール変更の際は何卒ご了承くださいませ。出演者変更の場合でも他日への変更・払い戻しはいたしかねます。
※公演中止の場合を除き、払戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。ご了承の上、お申込みください。
※携帯電話等でチケットを撮影された画面をご提示いただいても、ご入場はできません。
10名以上のグループ観劇のお問合せ
博多座セールスグループ
TEL092-263-5880(10:00~17:00)
リセールサービスサイト
やむを得ない理由でご観劇が困難になられたお客様は、チケット券面額でのリセールを取り扱う弊社公式チケットトレードリセールのご利用をご検討ください。
スアル・アグン「ジェゴグ」日本ツアー2026
■愛知公演
2026年2月19日(木) 18:45開演
豊田市コンサートホール
<出演>スアル・アグン、スカルサクラ
<解説>グデ・オカ(スアル・アグン)
■東京公演
2026年2月25日(水) 19:00開演
めぐろパーシモンホール〔大ホール〕
<出演>スアル・アグン
<解説>皆川厚一